【社労士試験勉強方法】社一/安衛/徴収の学習は手を抜くべからず!他の受験生と差をつけよう
社労士試験の学習をするにあたり、メインとなる6科目(労基/雇用/労災/健保/国年/厚年)の学習を重点的に行います。
それは当然のことなのですが、今回の記事では、残りの科目のうち、私が重要と考える3科目(社一/安衛/徴収)についてお話します。
サブ3科目はどれくらい学習すべき?
まず初めに、私がサブ3科目をどの程度学習したのかお伝えするために、前回の記事でも公開した、私の科目別学習時間を学習時間が多いもの順に再掲します。
学習期間は、2017年7月から2018年8月までの13か月です。
(単位は時間)
国年 : 173
健保 : 150
厚年 : 147
労基 : 124
雇用 : 104
労災 : 87
科目横断 : 84
社一 : 69
労一 : 57
安衛 : 55
徴収 : 52
統計白書 : 47
サブ3科目は約50~70時間、学習しています。メイン6科目と比べると半分程度です。
「サブ3科目は最低でも50時間は勉強しておくべき」というのが私の考えです。
サブ3科目の学習が重要な理由
サブ3科目の学習が重要な理由、それは「科目別基準点を満たすためには、サブ3科目が必要」だからです。
サブ3科目は試験の出題数が少ない科目です。
択一で考えると、70問中14問(社一5問、安衛3問、徴収6問)しか出題されません。全体の2割です。仮にサブ3科目の問題をすべて間違えたとしても、8割とれるわけですから、総合点の合格基準点は達することができます。
しかし、科目別基準点を満たすためには、どうしてもサブ3科目を学習しておかなければいけないのです。
それぞれ理由を見てきましょう。
まず社一です。
社一はサブ3科目の中で唯一、選択式で単独出題される科目です。
この時点で社一の学習が重要な理由としては十分なのですが、択一式でも重要な理由があります。
社一の択一は労一とセットで出題されます。労一5問、社一5問で半分ずつの出題です。
前回の記事でも記載しましたが、労一には統計問題という捨て問が1、2問出題されます。統計問題は正解することが難しい問題です。仮に2問出題され、2問とも不正解だった場合、残り8問のうち4問正解しなければ、科目別基準点を満たすことができません。
そしてこの8問のうち、5問が社一の問題なのです。社一は労一と比べると法律の条文、つまりテキストから出題される可能性が高く、学習をきっちり行うことで点数が取れる科目です。労一で難問が複数問出題されても、社一でカバーできるのです。
次に安衛です。
安衛は労基とセットで出題されます。
まず選択式ですが、労基3問、安衛2問の割合で出題されます。
仮に安衛を2問とも不正解になってしまうと、労基を全問正解しなければ、科目別基準点を満たすことができません。これは非常にリスキーです。
本試験ではただでさえ、緊張するものです。そのため、「労基でも1問は間違えてOKだ」という心の余裕が必要になってきます。労基で2問、安衛で1問の正解を狙いに行くのが理想だと思います。
択一式は、労基7問、安衛3問の割合で出題されます。「選択式と比べると安全なのでは?」と思われるかもしれませんが、労基の択一には判例問題という捨て問が1問出題されることを忘れてはいけません。
仮に捨て問1問と安衛の3問が不正解だった場合、残り6問のうち4問正解しなければいけなくなります。社一の択一より厳しい条件となるのです。
最後に徴収です。
徴収は選択式で出題はありませんので、択一式の学習に全力を注ぎましょう。
択一式では労災、雇用とセットで出題されます。労災or雇用7問、徴収3問の割合です。
ここで注意すべきは労災で、労災には事例問題という捨て問が1問出題されます。
ということは。。。あとは、安衛の択一と同じパターンですね。
最後に
ここまで、サブ3科目の重要性についてお話してきました。
まずはセオリー通り、メイン6科目の学習から進めましょう。ただし、メイン6科目は早めに学習を完了させて、サブ3科目の学習もしっかり行ってください。サブ3科目を1問でも多く正解できるようになれば、「メイン6科目で万が一良い点数がとれなくても大丈夫」という余裕が生まれ、自信を持って本試験に臨むことができます。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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